自身の専門を磨き、一人前の技術者に
バイシクルコンポーネンツ事業部 下関工場製造部
H.T
2017年入社
自身の専門を磨き、一人前の技術者に
バイシクルコンポーネンツ事業部 下関工場製造部
H.T
2017年入社
身近だった「シマノ」に興味を持ち、入社
高等専門学校時代は、生物と遺伝子、化学、分析やプログラミングなど、多岐にわたる複合的な学科で学んでいました。
就職活動の際、トライアスロンをしている父から「シマノ」という会社のことを聞いたのが、シマノに興味を持ったきっかけです。家の中に父のロードバイクが掲げられている環境で育ったこと、祖父の自宅が海の目の前だったので幼少期から釣りを楽しんでいたこと、近所の釣具店にあるシマノの看板になじみがあったことなどから、実はシマノがずっと自分の身近な存在であったことに改めて気が付きました。また、何度か参加した他社のインターンシップではパソコンのデスクワークが多かったので、趣味の製品をつくっている会社であればもっとアクティブに仕事を楽しめそう!という想いもあり、入社を決めました。
でも、ここだけの話、実は私の“推し”が釣り好きということも、志望動機の1つでした(笑)
未知の分野での大きな経験で、自身の成長を実感
入社1年目は、生産技術を担う部署で、設備の立ち上げなどの担当になりました。高専で化学を学んできた自分にこの業務が務まるか、最初はとても不安でした。しかし、当時の上司が「最初に機械のことをできるだけ多く学んで自分の守備範囲を広げておけば、その知識や経験は後に化学を扱う部署に異動したときに必ず役に立つ。まずはチャレンジしてみなさい」と強く背中を押してくれました。
それから約4年間、組立自動機の立ち上げや工程改善、現状工程の設備化・省人化など幅広く経験させてもらいました。特に、2年目から1年半ほど携わった組立自動機の立ち上げ業務は、工程設計から生産、その後の改善までの一連の流れを初めてメインで担当し、深く心に残っています。設備はもちろんプログラムを書く知識もまだまだ足りなかった当時、ロボットが思うように動かなくて、毎日泣きたい気持ちになりましたが、周囲のメンバーに知識やアイデアをもらいながら、ようやく完成させることができました。人間の感覚を頼りに行っていた作業を自動化することの難しさや面白さを体感するとともに、業務における経験や知識の幅が広がったほか、やり遂げた達成感が得られ、社内の人脈も広がり、私にとって大きな成長の機会となりました。
現在は、表面処理工程における改善や分析、工程の最適化などの業務に携わっています。表面処理工程では化学物質を多く取り扱うため、より安全でかつコストを下げる工程の提案や、化学物質の取り扱い手順や管理方法のシステム化も担当しています。
「小さなこと」の積み重ねが大きな成果につながる
一見ささいなことと思えるような改善の積み重ねを大切にしながら、いつも業務にあたることを心掛けています。「ここがうまくいかない」という現場の声の元を辿っていくと、実はほんの小さなことが原因だったということが非常によくあります。その「小さなこと」を改善することで、とても大きな成果や効果につながることも少なくありません。それだけに、どんなに些末な問題でも、きちんと原因を追究して解決したうえで次に進むことを意識しています。
シマノでは、知らないこと、わからないことがあっても、そのこと自体を咎められることは決してありません。わからないと率直に伝えれば、メンバーはそれぞれの理解度にあわせて丁寧に教えてくれますし、チーム全体、工場全体に、そうした「教える風土」が定着しているように思います。わからないことや不確かなことがあっても、積極的に周囲に尋ねたり、自分で調べたことを確かめたりして吸収できる環境が整っていることも、シマノのいいところです。
今の目標は、「このことだったらTさんに聞けばいい」と信頼してもらえる専門分野を何か一つでも磨き一人前の技術者として活躍できることです。そのために、これからも業務や課題に対して真摯に向き合い何事も吸収し、経験を積んでいきたいと思います。
楽しみ、挑戦できるフィールドが広がる下関工場
下関工場は大阪堺の本社に比べると人員の規模が小さく、上司と部下の関係も近くて、アットホームな雰囲気です。そのため、誰とでも話しやすく相談もしやすいことが、仕事のアウトプットに繋がっている面もあるのではと感じています。また、工場周辺には豊かな自然のフィールドが広がっており、社員も思いっきり自転車や釣りを楽しめる環境に恵まれています。
今は知らないことが多くても、自分から何でも学んで吸収しようという強い意志のある方であれば、楽しくやりがいを持って働けると思います。
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