
自転車部品製造の技術力を生かした
シマノ初のスピニングリール
1970年、シマノは釣具事業に進出。人々の健康への貢献や長く楽しまれるレジャーであること、シマノの既存技術を生かせることなどが進出事業決定の要因となりました。最初に具現化されたのはリールの製造でした。ギアやボディ構造など自転車部品製造で培った技術を生かし、1971年にスピニングリールDUXをリリース。シマノがつくる初のスピニングリールということで、市場からの期待は大きなものでした。翌年には、巻き上げ時の負荷に応じて自動的にギア比が切り替わるオート変速機構を搭載したDUX AUTOをリリース。ベアリング素材をステンレスに変更し耐久性を高めたほか、コンパクトなサイズ感で注目を集めました。また同年にはストライプのデザインでスポーティイメージを演出したガラス繊維製のDUXロッドの上市、さらに1973年には両軸リールDUX DEMIがグッドデザイン賞を受賞するなど、シマノの釣具事業の幕開けに大きく貢献したシリーズです。
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