感性に寄り添う。
私たちの製品は人の身体と密接に関わっています。身体が五感を通して得る繊細かつ膨大な情報は、様々な感情を呼び起こします。
ユーザーが心地よく扱えるようにするためには、力を込めやすく、受けた力を効率的に作用点まで伝達させる構造や形状が求められます。余計な要素を省いて軽量化を図るなど、身体への負荷を減らすこともまた重要です。突き詰められた造形は豊かな表情を醸し出し、機能美と称されるような存在感を放ちます。
しかし私たちのデザインはまだ完成しません。ユーザーが抱く夢のような体験への期待感や、フィールドに漂う空気感、そこに立った時の高揚感などを演出してくれる存在であることもまた私たちの製品には欠かすことのできない要素です。