鍛造と削り出しの違い
鍛造
削り出し
金属の内部には繊維のようなものがあり、鍛造では、規則正しく並んでいるこの金属繊維を切断することなく成型するため、粘りがあり剛性の高い製品をつくることができます。
強い力を推進力に変える。衝撃を受けとめて制御する。また、変形や破損を防ぎ、どのような状況下においても、最大限の性能を発揮するために。
冷間鍛造技術
剛性・強度を高めながら、複雑多彩な部品形状を実現する鍛造技術。なかでも常温で鍛造を行なう「冷間鍛造技術」に、シマノは日本の製造業の中でも、いち早く取り組み、1962年、その実用化に成功。
精密部品である自転車・釣具の大量生産が可能となりました。
金属素材を叩いて成形し、最終形状またはそれに近い状態にまで成形することができます。
剛性を確保しつつ軽量化も可能なことから「軽く、強く。」という自転車部品・釣具に求められる理想を実現しています。
鍛造のメリットとは
接着技術
アルミニウム、カーボン、チタン、樹脂など、異なる素材の部品を接着し、高い中空率と薄肉構造を可能にします。
異なる素材、そして曲面の接着には高い塗布精度が求められます。
接着技術によって製品デザインの自由度が上がり、軽量でありながらボリューム感のあるデザインが可能となりました。
精密冷間鍛造技術
切削加工を行なわず、冷間鍛造により一気にミクロン単位の精緻さでリールの高精度ギアをつくる技術。
すぐれた精度と強度を同時に実現することから、リールの耐久性や巻きごこちを大きく向上させています。