知識と経験を活かした先見の品質保証に向けて
プロセス品質統括部 品質保証部
M.K
2023年入社
知識と経験を活かした先見の品質保証に向けて
プロセス品質統括部 品質保証部
M.K
2023年入社
就活を始めた当初から、自分自身のモチベーションや能力を発揮できるのは、少し難しいことを要求されるようなハイレベルな仕事に挑戦できる環境であると認識していました。
私は幼い頃からよく家族と一緒に釣りに行っていたので、シマノの存在はずっと前から知っていました。そして、業界トップの釣具総合メーカーであるシマノは、規模的にも技術的にも、私が求めているような環境を与えてくれるのではないかと考えて入社を決めました。
原因を推察する考え方を活かす
学生時代は地震学の分野の一つである構造地質学を専攻していました。地震断層周辺を観察して、その破壊の痕から地震が起きた時の発熱量や応力を推量し、どのような現象が起きていたのかを推定するような研究です。地質と釣具では扱うものが全く異なりますが、お客様から返却されたり、試験を行って壊したりした製品を見て破損原因を推察する品質保証の考え方が学生時代の専攻分野と共通点を持つことに興味を抱きました。
最初から最後まで、ものづくりを長く深く
品質保証部の業務内容は多岐にわたりますが、私の主な担当は釣具関連製品の品質試験実施や故障の原因分析、新製品への要求品質の提示などです。様々な試験を自分自身の手で行い、問題が発生した際にはその分析や工場の現場監査にも当たります。インストラクターやテスターの皆さんと実際に釣りの現場へ出かけ、試作品を使用していただいてフィードバックを集める。そして、製品が発売されてから終販に至るまでしっかり品質責任を持ち、さらにそこから得られたノウハウを次の製品に活かす。このように、一つの製品と関わり続ける時間が長い品質保証の仕事は、ほかの業務とはまた違う非常に重要な役割を担っています。
好きだからこそ、できること
趣味を仕事にしてもいいのだろうかと、実は就活中に悩んだこともありましたが、今は、シマノに来てとても良かったと思っており、自分自身が長年ファンだったシマノ製品に、企画段階から携われることにやりがいと責任感を感じています。製品がお客様からどのような使われ方をするのかを想定し、その上で先を読んだ試験方法を考えられるのも、好きな趣味を仕事にしたからこそできることです。アイデアを出す必要がある場面では、釣りの経験の有無で大きな違いが生まれると実感しています。
独り立ちに向けた意識を持って
アウトドア製品には防水性や耐久性に常に高いレベルが求められます。たとえ小さなトラブルであっても、お客様がシマノというブランドに抱かれる印象に大きな影響を与えかねません。このことを常日頃から意識して試験方法や評価方法を考えるようにしていますが、まだ私は業務の経験が浅いので、もっと上を目指し、さらに役に立つ独自のアイデアを出せるよう、これからも様々な知見を身に付けていきたいです。しっかりと若手社員を育ててもらえる環境が整っているシマノだからこそ、それができると思います。
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