大学院の授業で知ったシマノの素晴らしさ
シマノを知ったのは、大学院での授業がきっかけです。世界中の企業のケーススタディを学んだ中の1社が、シマノでした。以前から日本の精巧なものづくりに興味があった上、授業後に初めて体験したスポーツ自転車の快適な乗り心地に感動し、応募を決めました。面接では、熱心に私の話に耳を傾けてくださり、また人事担当の皆さんがとても気さくで、きめ細かな配慮をしてくださいました。このような雰囲気の会社なら安心して働けると思い、入社を決めました。
文系出身の私が工場配属に
前職はものづくりとは全く異なる業種だったので、入社後すぐに「下関工場に行ってきて」と言われた時は、非常にびっくりしました。ものづくりに興味あるとはいうものの、文系出身で設備や工程についての知識はまるでありません。しかし、だからこそ入社後一番最初に原材料から製品ができあがるまでのプロセスを間近で経験、勉強できたことは、ものづくりを理解する上で非常に重要でしたし、今の自分の大きな財産となっています。
ものづくりの上流から下流までを経験
下関工場で1年半程勤務した後、本社に異動となりました。営業や受注業務などを経て、現在は、本社内の製造工程の生産管理を担当しています。1年を通して波のある製品の需要に合わせて、適切な時期に、必要な数量だけ、いかに効率良く生産をするかを計画する仕事です。生産指示の調整、工程のトラブル対応が必要な時がありますが、それぞれ、営業での経験、現場で培った知識を活かしています。
これまで様々な部署を経験させていただき、ようやく現在はものづくり企業全体としての大きな図が見えてきました。今後も更に多様な経験を積み、無駄なく効率のよい生産ができるよう自らを伸ばしていきたいと思います。