自転車の楽しさを大切にした
E-バイク専用アシストシステム
2000年代より、ドイツやオランダでは50代、60代の人々の間で電動アシストを採り入れたシティバイクが使われ始めました。そして、2000年代後半にドイツのメーカーから電動アシストユニットが発売されると、シティタイプだけではなく、トレッキングタイプなどのよりスポーティな自転車にも展開され、E-スポーツバイクという新たな自転車のジャンルが確立されました。そうした中で、シマノは独自にアシストユニットを開発することを決定し、軽快で自由な乗り物という自転車本来の魅力を大事にすること、シマノの既存部品やシステムにさらなる魅力を付加していくことをコンセプトとし、そのシステムを「SHIMANO STEPS(SHIMANO TOTAL ELECTRIC POWER SYSTEM)」と名づけました。単なるモーターユニットやバッテリー製品ではなく、シマノのコンポーネンツと相乗効果をもったトータルな価値創造につなげていこうという意味が込められていたのです。