回を重ねるごとに新たなカテゴリーや種目が追加。
子どもから大人まで、観て、走って楽しめる機会を提供
第1回大会は1991(平成3)年、長野県八ヶ岳の「小海リゾートシティ・リエックス」にて「SHIMANO RE-EX MTB CROSS COUNTRY」の名称でスタート。オンロードの祭典「シマノグリーンピアロード」を手本に、選手から観客まで皆が楽しめるオフロードの祭典を目指しました。レース種目は初心者からエキスパートまでのクラスに加え、ジュニアや女性クラスも設定。本場のMTBを知ってもらうため、欧米からトップライダーを招き、彼らの熱戦は会場を大いに盛り上げました。
その後、1999年には会場を山梨県大泉の「山梨キッツメドウズ清里ハイランドパーク」に変更。大会名も「シマノ・バイカーズフェスティバル」となりました。新会場は見晴らしの良い高原にあり、より多くの参加者がゆったりと楽しめる会場レイアウトが可能となりました。2004年の第14回大会からは、さらに会場を長野県富士見町の「富士見パノラマリゾート」に移しました。以来、富士見町はじめ地元の人たちのサポートのおかげで、回を重ねるごとに新たなツーリングカテゴリーや種目が追加され、サブイベントも充実させています。シマノはこれからも参加者の視点に立ち、子どもから大人まで“観て、走って楽しめる機会の提供”という趣旨に沿ってこの自転車の祭典を盛り上げていきます。
スポーツイベントにとどまらない楽しさを
開催当初は、レース以外にも女性を対象としたMTBのセミナーや、6WHEEL(自動車+自転車)をテーマにしたコンテストを実施。近年は、地元の食材が振る舞われる「ウェルカムパーティ」や、地元産の野菜やパンが購入できる「バイカーズマルシェ」、アルパカとのふれあいなど、家族で楽しめるサブイベントを年々充実させています。
初開催地選定のために島野敬三専務も現地を試走
レースイベント開催候補地のリサーチを開始したのは、1990年夏のこと。甲信越から東北にかけてのスキー場を中心に回り、首都圏からのアクセスの良さとコース設定の融通性から、長野県八ヶ岳の小海が候補に残りました。島野敬三専務(当時)も自らMTBで現地を試走し、この地での開催が決定されました。