国内における競技スポーツとしての釣り振興と
多様な釣りを楽しむ“場”の提供に向けて。

シマノジャパン
カップ/
各釣種イベント

新しい釣り文化の創造と釣りの社会的地位の向上、さらには釣りのファン層拡大を目的に、シマノでは、トップレベルの選手が集まる競技大会から、初心者対象のイベントまで多数開催してきました。これもまた、シマノの使命である「人と自然のふれあいの中で、新しい価値を創造し、健康とよろこびに貢献する」活動の一環です。

シマノジャパンカップ
日本最高峰のフィッシングトーナメント

1984(昭和59)年、「シマノジャパンカップ」はメーカー主催の大会がまだ希少だった中、ファンの要望に応えて競技としての釣りを楽しむ場の提供と、釣りの社会的価値の向上を目的として始まりました。第1回の釣種は「投(キス)」「へら(ヘラブナ)」のみで、「投」大会の参加者は約100人でした。2回目には「鮎」「磯」も追加。前夜祭や地区大会の予選開催など、その後も新たな取組を行ってきました。また全国の釣具販売店にも協力を依頼し、参加者に店頭で申込をしていただく方法を取ることで、販売店の集客にも貢献できる工夫をしました。(※現在はWEB申込システムを採用)さらに、より広い視点で文化の発展を目指すために、使用タックルもシマノ製品に限らずオープンとし、継続的に規模を拡大してきました。多くの釣りファンの支えや開催地の関係者の協力も得て、国内最高峰の釣り競技大会として発展し、2019(令和元)年現在、5釣種計57大会の総エントリー人数は10,000人を超えるまでになりました。
観客も楽しめる大会に
ジャパンカップ地区大会は「釣り人口の底辺拡大」を、また全国大会は「釣りの社会的地位の向上」を目指してそれぞれ開催されています。運営は社員自身が担当。日本全国の釣具営業所を中心とした釣具事業部の運営スタッフは、地元や参加選手の声を参考に、インストラクターの協力も得ながら改善や工夫を重ねて、釣り人はもちろん観客の方々も楽しめる大会として発展させてきました。
地域に貢献する大会運営
釣りファンはもちろん、全国自治体や業界関係者など、数多くの人に支えられて継続してきたのがジャパンカップです。会場となる地域から受け入れられる大会にするため、シマノは運営のみならず、地域行政を巻き込んだ観光支援や釣り場の清掃活動、釣魚の地元施設への寄贈など、地域貢献活動にも力を入れてきました。その結果、メディアや参加選手による情報発信効果とも相まって開催地から好感を得られるようになり、釣り人口の底上げや釣り文化の振興にもつながっています。
競技としての公平性を重視
大会の5つの釣種は、それぞれ競技性の高い釣りである理由から選ばれています。シマノは長年、「競技としての釣り」としてそのステータスを上げることを目的に、公平性を重視し、各競技で釣り場の運、不運に左右されない方式をつねに考案・採用。厳密な時間管理を実施するなど競技ルールを徹底し、参加選手ができるだけ実力を発揮することができるよう、年々改良改善を重ねています。

さまざまな釣りの楽しみをより多くの人に
その他釣りイベント(お客様向け各釣種イベント)

年々広がる釣りの楽しみを、もっと多くの人に知ってほしい――ジャパンカップが競技性の高い大会である一方、初心者から釣りファンまでより幅広い層に気軽に釣りを楽しんでもらえるよう、近年釣種ごとのイベントも積極的に展開しています。
セフィア
エギングパーティー
エギでイカを狙うルアーフィッシングのエギングを対象にした、全国で9大会開催する人気イベント。定められた時間内でアオリイカ2杯までの重量を競うエギング大会のほか、商品抽選会や新製品の試投会、インストラクターによるトークショーやレクチャー、記念撮影なども実施し人気を集めています。
シマノ NESSA LIVE
ヒラメをターゲットにしたルアーフィッシングの大会で、定められた時間内に釣ったヒラメ1匹の長寸を競います。毎年、遠州灘と鹿島灘の2つの釣り場を会場に実施。大会当日の釣果をSNSに投稿して競うコンテストやタックルの試投会、インストラクターのトークショー・撮影会も実施。
探見丸大会(いすみ市大原港船釣り大会)
「探見丸」ユーザー以外にも機材が貸し出され、体験できる「探見丸船釣り大会」。2006年のスタート以来、開催地・大原港の船長はじめ関係者や参加者に支えられ、近年は参加者500人近くを集める人気イベントとして定着。対象魚イサキ5匹の総重量を競うルールで勝敗を決める総合成績や、各船の竿頭賞、レディース賞などさまざまな賞のほか、最後には豪華景品が当たる抽選会も実施。毎年、盛大な賑わいを見せています。