企画

製品のプランを立てる

自転車部品の企画では、市場の情報を得るために自転車の完成車メーカー様や販売店様、インポーター様たちとコミュニケーションを行い、市場の動向を把握します。国内外の展示会でのユーザー様からの声や実際に製品が使われるレースなどでの活きた情報収集は不可欠です。また、普段から自分たちで自転車を楽しむことで新しい気付きを発見し、それらの情報を社内にフィードバックをして製品化に繋げることもあります。

具体的には、価格・デザイン・機能・品質などの要素を確認しながら企画書作成を進めていきます。企画書には、新製品に採用する技術や素材、質感などチームシマノメンバーが日々研究した結果を盛り込みます。そのため、市場の動きはもちろん社内のアンテナにも敏感になる必要があります。

製品の完成と同時に世界共通の宣伝基本方針(価格・流通ルート・プロモーション方法)を決定し、新製品の情報を販売に関わるお客様、メディア様、一般のお客様などに発信するプロモーション活動を行っていきます。その中には、毎年リリースされる新製品のプレゼンテーションやプロモーションムービー、カタログなどの制作も含まれ、チームシマノメンバーが丹精こめた製品の魅力を最大限に表現します。

釣具の企画では、ユーザー様が抱く夢を叶え、そして釣りの喜びを高める企画作りに全力を尽くします。釣りには国・地域によって多種多様な釣り方があります。釣る魚によっても釣りの楽しみ方は様々です。マーケットや製品が使われる現場など様々な情報を分析し、製品のコンセプト・価格・仕様・ネーミング・戦略を企画書に盛り込みます。この企画書を基にデザイン、開発、製造、品質管理、販売促進、営業のすべての部門が連携を取り、共通の「世界観」を持ちながらものづくりを行うように心がけています。

既存のニーズを満たすだけではなく、新たなニーズを創り出すことも重要な仕事です。釣りの新しい楽しみ方を提案していくことで、釣り文化を創造していくことができると考えています。